膠原病の病気の中でも粘膜に炎症がおき、唾液腺や涙腺、鼻腔などの粘膜に異常が起きる病気があります。ベーチェット病やシェーグレン症候群、MCTD(混合性結合組織病)などが膠原病の中でも粘膜異常が起きる病気です。

シェーグレン症候群やベーチェット病は、口の中が乾燥して口が渇きやすくなるといった症状が見られます。なぜシェーグレン症候群やベーチェット病が口が渇きやすくなるかというと、正常に粘膜組織が炎症がおきて、唾液が分泌されなくなるからです。唾液が分泌されないと口内環境が悪くなり、虫歯もできやすくなります。耳下腺がはれることがあります。

シェーグレン症候群やベーチェット病などの膠原病では涙腺に炎症がおき、ドライアイがおきて、目がかゆくなる、ベーチェット病では、外陰部に潰瘍ができます。

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膠原病の患者さんの中にはアレルギー体質の方が多いといわれています。だからといってアレルギー疾患から膠原病に発展しているとは考えられるケースは少ないと考えられています。。ただし、膠原病の先行症状としてアレルギーの症状が現れることはよくあるといわれています。膠原病の先行症状としては気管支喘息やアレルギー性鼻炎などが表れることがあると現在では考えられています。ただし、アレルギー性肉芽腫性血管炎(チャーグ・ストラウス症候群)の場合は、アレルギー体質が膠原病に発展するケースだと考えられています。

全身性エリテマトーデスという膠原病では、毛が抜け落ち、脱毛の症状が見られることもあります。脱毛は頭皮全体に広がり、頭皮に紅斑を伴うこともあります。そして、頭皮の細胞の状態が悪くなり、髪の発育が悪く、細くなって折れやすい状態になると考えられています。

膠原病の症状(胸痛)

膠原病の症状で胸が急に締め付けられるような痛みを感じることもあります。胸に炎症がおきたり、肺を包んでいる膜に炎症が起きることがあり、胸に水が溜まるようになります。

膠原病でも全身性エリテマトーデス、MCTD(混合性結合組織病)といった病気にこのような症状が見られます。さらに肺の膜だけでなく、肺全体が炎症を起こしてしまうようなケースもあり、このような場合は膠原病の中でも強皮症、多発性筋炎、皮膚筋炎、関節リウマチ(関節リュウマチ)、MCTD(混合性結合組織病)、全身性エリテマトーデス、顕微鏡的多発血管炎、アレルギー性肉芽腫性血管炎(チャーグ・ストラウス症候群)ウェゲナー肉芽腫症などの病気が考えられます。

膠原病は英語名がRheumatismと言われる病気です。つまり、膠原病はリウマチと海外の国の多くでは一緒と定義されています。しかし、日本では膠原病という名前が好んで付けられることが多いです。膠原病とリウマチの分類すると、専門的になってしまいますので割愛させていただきます。

膠原病の発見は内科医であるクレンペラー氏が人間の体の中の細胞を支えている膠原繊維という場所において、膠原病のフィブリノイド変性という同じ病変がいくつか確認されたことによって存在が確認されました。

しかも、膠原病は一つの病気ではなく、いくつかの病気の集まりの総称のことを表すことが発見されました。膠原病の中には関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、強皮症、皮膚筋炎、結節性多発性動脈炎およびリウマチ熱(リュウマチ熱)と呼ばれる6つの疾患が当初はわかっていました。膠原病の中の関節リウマチは昔は慢性関節リウマチと付けられていましたが、現在では急性化することも珍しくなく合致しないので、2002年に名前が変わりました。

膠原病の発見はクレンペラー氏によってされたのですが、当時の見解は間違っていることも少なくありません。現在でも膠原病についてはっきりわかっていないことも実際には多いので、このことは仕方がないことではあります。

たとえば、膠原病は膠原繊維が物理的、科学的な変化がおきる症状だと考えられてきました。しかし、現在ではそうでないことがわかっています。

膠原病の原因であるフィブリノイド変性についても実際には少し違っているとされていますし、原因も様々なものが考えられ、さらに複合的な理由も考えられるので複雑です。

もちろん、科学は日々進歩しているので、膠原病の原因などもいまだにわかっていないことも多いのでここに表記しているものと少し変わっているかもしれません。責任を負いかねますので、膠原病の疑いがある方は専門病院など専門医に相談してください。

膠原病の初期症状では、微熱が続く、疲れやすい、すぐにだるくなるといった症状が見られます。しかし、肝炎腎炎、すい炎など肝臓、腎臓、すい臓など様々な臓器の異変によっても普段から見られる病気ですのでもちろん膠原病も初期の段階では可能性の一つでしかないとしかいえません。

ただし、膠原病がある程度進むと、高熱の発熱が起きる症状が見られます。膠原病の中でも全身性エリテマトーデス、結節性多発動脈炎、顕微鏡的多発血管炎、リウマチ熱(リュウマチ熱)が発熱の症状が出やすいといわれています。

微熱が続く人もいれば、高熱と解熱を繰り返す症状がある人もおられます。微熱が続くような症状は膠原病の多くの症状でよく見られます。一方、繰り返す症状が見られる場合は膠原病の中でも若年性リウマチの全身型の病気の可能性であるスチル病といわれる病気の可能性が十分に考えることができます。スチル病は成人も発病する場合があり、成人スチル病と呼ばれることがあります。

ただし、微熱が続く症状で膠原病の基準とするのは判断が難しい場合もあります。というのは、年齢によって体温が違い、若ければ基本的に体温が高く、高齢であれば体温が低くでますので膠原病でなくてもある程度高い体温を維持される方もいれば高齢の方で低い体温でも膠原病である方もおられます。そして、女性の場合には高温期の周期があり、このことを考えると膠原病などほかの病的要因と重なる場合に区別するのが難しいことがあるのも事実です。

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